カメラ、デジカメ

Contax IIのシャッターリボンの交換

Contax IIのシャッターリボンの交換を実施。

トップカバーの巻き戻しノブ、巻き上げノブを分解。

フロントのエプロンを外す。

エプロンを外すときは、左の貼り革の一部を剥がし、その下にあるビス1つを外す必要がある。

トップカバーを外す。

このときフィルムカウンターのギアは外しておく。

更にトップスバー内部のダイキャストを外す。

このときに、フィルムカウンターと連動するギアがあるので外しておく。

背面のカバーを外す。

フロントのカバーから、シャッター機構を丸ごと外す。

このとき、前面の遮光板は特に分解しなくて佳い。
また、右側のシャッターリボンが切れている。
シャッターのテンションをフリーにしておく。

代替えのシャッターリボンは、幾つかあるのだが、ここでは汎用のナイロン製のシャッターリボンを使用した。
幅3.5mmなのでちょっと幅が広いが、使用する分には問題ないようだ。
これを鎧戸シャッターに取り付ける。

取り付け時にボンドや両面テープは使えないので細い絹糸を使って縫い付ける。
左側のリボンと同じ長さに揃えるのが結構大変かも。

取り付けが終わったら、シャッターの動作部各部に注油する。
シャッターのテンションを上げていき、最高速でシャッター幕が開いているのを確認する。

最後に元通りに組み上げて完了。

剥がした貼り革を其のままにしているのは、後日貼り革を交換するつもりでゐるから。

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OLYMPUS OM-1の修理

OLYMPUS OM-1の修理を実施。

修理内容は
・プリズムの交換
である。

先ずは交換用プリズムを入手するためOM10を分解。

このOM10は不動のジャンク品として入手した。
OM10とOM-1のプリズムは同じ形状のモノが使われているので、交換可能である。

先ずはトップカバーを外す。

元に戻すつもりが罔いので、兎に角分解する。

プリズムを取り出す。

そして、交換先のOM-1のトップカバーを外す。

此方は元に戻さなければならないので、慎重に分解する。

プリズムを取り出す。

このプリズムは、モルトの加水分解で蒸着が腐食していたモノを、アルミホイルで補修したモノだった。
今回OM10を入手したので、プリズムそのものを交換する。

OM10のプリズムをOM-1につけ替える。

後は元通りに組み上げて完了。

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Minolta 35 II のメンテナンス

Minolta 35のメンテナンスを実施。

メンテナンス箇所は、
・シャッターを切ったときのシャッター幕の動きが鈍く、途中で止まる。
である。
シャッターテンションが弱いのが原因ではなく、何かに引っかかっているようだ。

先ずは底カバーを分解。
裏蓋開閉ノブを外す。

裏蓋開閉ノブの中央部分をジャンクコンパスで緩め、ゴムリングで回して外す。
そうすると、フィルム室の内側の部品と共に、裏蓋開閉ノブが外れる。

裏蓋開閉ノブのしたにあるビス1本と、三脚ねじ穴付近にあるビスを外す。
ゆっくりと底カバーを引き上げる。

これで底カバーが外れる。

続いて、シャッター幕背面を分解。

裏蓋を開け、フィルム枠の周りにあるビス7本を外す。
フィルム枠の部品を外す。

巻き上げ軸上部の右にあるビス2本を外す。
巻き上げ軸上部のカバーを外す。

此の状態で動作を確認すると、シャッター幕の竿の端が少し歪んでいて、それが引っかかっているようだ。
ラジオペンチで歪みを直してやる。
その他、シャッター機構、巻き上げ機構のギア各部に注油していく。
底面にもシャッタードラムの軸を嵌め込んだ穴が2カ所あるので、其処にも注油しておく。
此の状態でシャッターの調子を確かめる。
テンションの調整は必要ないようなので、元通り組み上げる。

これでメンテナンスは完了。

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LEIDOLF automatic UNIMARK IIIの修理 其の参

LEIDOLF automatic UNIMARK IIIの修理の続きである。

前回失敗した露出計の修理だが、今回は、ちゃんとした受光素子を入手した。
表側

裏側

これは、有限会社サードウェイブ で販売しているセレン素子代用の太陽電池である。
詳しくは此方
丁度1cm角なので、受光窓にすっぽり収まるサイズだ。
これを使用して修理を行った。

先ずは露出計に太陽電池をハンダ付け。

此の状態で。メーターの振れを確認する。
問題ないようだ。

続いて、受光窓に取り付ける。

此の状態で、メーターの調整を行う。

次に、振動やショックで太陽電池が外れないように、テープで固定する。

最後に組み上げて完成。

これで一通り修理は完了した。

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LEIDOLF automatic UNIMARK IIIの修理 其の弐

前回の続きである。

露出計のセレン素子の代用品だが、電卓の太陽電池を使ってみる。

100円ショップの電卓をばらして太陽電池を取り出した。

これを+-を確認して取り付けてみた。

が、これは失敗だった。
何故かというと、太陽電池の発電力が足りない。
大きさが合わないのは承知で組み込んでみたが、太陽電池の半分しか光が当たらず、また、この太陽電池は素子を直列に接続して電力を稼いでいるためか、半分では電力不足だった。
仕方がないので、別の太陽電池を探すことにする。

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