CONTAX Iの修理

CONTAX Iの修理を実施。

問題は、シャッターリボンが切れてシャッターが動作しなくなったことにある。
分解して切れたシャッターリボンを確認。

何せ1932年に発売された、第2次世界大戦前のカメラである。
このシャッターリボンはおそらく製造された当時のまま今までシャッターを機能させていたのだろうが、いかんせん経年劣化で切れてしまった物と思われる。
このシャッターリボンを交換する。
切れてしまったシャッターリボンを取り除き、新しいリボンに交換する。
まずはシャッタードラムの端のキャップを外し新しいリボンを差し込む。

差し込んだリボンはシャッタードラムのところで縫い合わせて、キャップを元通り嵌める。

今度はシャッターにシャッターリボン用のスリットがあるので、其のスリットに通して上部のシャッターのリボンスリットに通して同じく縫い付ける。
このとき、もう一方のシャッターリボンと長さを同じにしないとシャッターが傾くので長さ合わせをしながら縫い付ける。

これでシャッターリボンの交換は完了である。
後はシャッターのテンションを調整しつつ元通り組み立てて、終わりである。

3 thoughts on “CONTAX Iの修理”

  1. 吉村哲郎

    MII 様
    リボンサイズのご教示ありがとうございました。
    大まかなサイズがわかりましたのでトライアンドエラーで挑戦してみます。
    本当にありがとうございました。

  2. あくまで参考値ですが、
    リボン幅 約 2.0 mm
    厚さ 約 0.1 mm
    長さ(1本) 約 145〜155 mm
    リボンのテンション調整が極めてシビアで、長すぎると幕走行不良、短すぎると破断の原因になります。
    なので、実際には動作を確認しながら長さ調整をしていくことになります。

  3. 吉村哲郎

    はじめまして
    リボンの切れたコンタックスⅠ型を入手し、修理を始めました。
    Ⅱ型は修理したことがありますがⅠ型は初めてです。
    大変申し訳ございませんが、リボンの長さを教えていただけませんでしょうか。
    シャッタードラムから後幕取り付け部までの長さがどうしてもわからなく調べていたところ、このサイトにたどり着きました。
    無理を承知でのお願いです。どうか宜しくお願いします。

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