CONTAX Iの修理

CONTAX Iの修理を実施。

問題は、シャッターリボンが切れてシャッターが動作しなくなったことにある。
分解して切れたシャッターリボンを確認。

何せ1932年に発売された、第2次世界大戦前のカメラである。
このシャッターリボンはおそらく製造された当時のまま今までシャッターを機能させていたのだろうが、いかんせん経年劣化で切れてしまった物と思われる。
このシャッターリボンを交換する。
切れてしまったシャッターリボンを取り除き、新しいリボンに交換する。
まずはシャッタードラムの端のキャップを外し新しいリボンを差し込む。

差し込んだリボンはシャッタードラムのところで縫い合わせて、キャップを元通り嵌める。

今度はシャッターにシャッターリボン用のスリットがあるので、其のスリットに通して上部のシャッターのリボンスリットに通して同じく縫い付ける。
このとき、もう一方のシャッターリボンと長さを同じにしないとシャッターが傾くので長さ合わせをしながら縫い付ける。

これでシャッターリボンの交換は完了である。
後はシャッターのテンションを調整しつつ元通り組み立てて、終わりである。

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