Praktina FXの修理 その1

今日は曇り。

今日はPraktina FXの修理を実施。

修理内容は、
・シャッター幕の交換
・各部注油清掃

先ずは分解から。
巻き戻しノブを外す。

軸を固定して反時計回りに回すと外れる。

中のワッシャーネジを外すと、指標版が外れる。

中間にあるワッシャーが多いので無くさないようにする。

巻き上げノブを半時計回しに回して外す。

中のワッシャーネジを外す。

シャッターダイアルを固定している3本のビスを外すと、シャッターダイアルが外れる。

ワッシャーやら、ネジを通しているパイプとかが多いので無くさないようにする。

マウントの固定リングの側面にあるビス1本を外すと、マウントリングが外れる。

更にファインダーを固定するリングの側面のビス3本を外して、ファインダー固定リングを外す。

シャッターボタン、上カバーの4本のビスと、マウント横のファインダーの下にあるビス1本を外し、上カバーを外す。

上カバーは引っかかりが多いので、外すのは少し苦労する。
上カバーを外すと、ファインダのレンズと止め金具も外れるので無くさないようにする。

背面のカバーのビス5本を外し、背面カバーを外す。

底面の革の下にあるビス5本を外し、底カバーを外す。
これでシャッター幕を交換できる状態になる。
シャッター幕は先幕、後幕共に穴が空いているので両方交換する。

底面にあるシャッター幕のテンションギアを緩めて、テンションフリーにしておく。
先幕、後幕共に軸から外す。

先ずは先幕を交換。

交換する幕は34mm×72mmで切り出して置いたモノ。
先幕、交換共に同サイズである。

先幕を軸に張り、巻き付ける。

後幕も同様に交換する。

後幕を軸に貼り付ける際は、貼り付け位置に注意する。
貼り付け位置がずれると、巻き上げ時に隙間が空いてしまう。

此處まで来たら、後は各動作部の清掃と注油をし、シャッター幕のテンションを徐々に上げながら、シャッタースピードの調整をする。
1/1秒のスローシャッターが動作し、1/1000秒でシャッター幕がちゃんと開いていればOKである。

後は元通り組み立てて完了。

後は、ミラーボックス内のモルト張りと、レンズの分解清掃だが、それはまた後日。

Leave a Comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください