Contax IIaの革の張り替えを実施。
貼り替える前の状態。
前面
後面
今回は、剥がした革を保存しておく必要がない位革が破損しているので、革の破損を気にせずに革を剥がしていくことにする。
先ずは、革を貼り替え安いようにセルフタイマーのノブを外す。
前面右側の革を剥がす。
革を剥がした後、剥がしたところの革の欠片やボンドやを無水エタノールを使って綺麗にする。
前面左側も同様に剥がす。
背面は、「ZEISS IKON」のロゴの部分の周囲にアートナイフなどで切れ目を入れて、ロゴ以外の部分の革を剥がす。
単純に剥がしただけの状態だが、所謂ツァイスバンプと呼ばれる瘤の部分の裏側は、金属の錆が溜まって瘤状になっていた部分だ。
更に、ロゴの部分を残して剥がしたところの革の欠片やボンドやを無水エタノールを使って綺麗にする。
今回用意した、替えの貼り革である。
ネット通販で、Contax IIa用のもの購入したので、あらかじめ貼り革の形状に切り取られている。
因みに、オリジナルの革は牛革だが、此方は合成皮革である。
前面左側の革を貼る。
革を貼る前に、少量の無水エタノールを貼り革の粘着面に塗っておくと貼り革の位置を調整しやすい。
前面右側の革を貼る。
左側同様、少量の無水エタノールを貼り革の粘着面に塗って調整しながら貼る。
背面の革を貼る。
少量の無水エタノールを貼り革の粘着面に塗って、残したロゴに貼り革のロゴの部分が丁度はまるように調整しながら貼っていく。
最後に、セルフタイマーのノブを元に戻して完了。