カメラ、デジカメ

ICS 世界の中古カメラフェア2009

今日は晴れ。

今日も何時ものよーに神保町&秋葉原へ。
今日の秋葉原。

その後、有楽町へ。
目的はICS 世界の中古カメラフェア2009。
まあ、出店は何時も通りだが。

今日買ったもの。
「Icarex 35 ウエイトファインダー + Carl Zeiss Tessar 50mm F2.8」

ICS 世界の中古カメラフェア2009で購入したジャンク品。

「Icarex 35 ウエイトファインダー」

1966年発売。
991番台。
ジャンク品なので価格は安い。
外観は多少瑕が有る位。
シャッターは問題なく動作する。
ファインダーも問題ない。
しかし、ジャンクであるのでまずフィルムカウンターが動かない。
バックの蓋のヒンジの下の部分が欠けていて蓋を開けると取れそうになる。
まあジャンク品なので。
後日修理の予定。

「Carl Zeiss Tessar 50mm F2.8」

Icarexマウント。
1966年発売。
693番台。
Icarex 35に付いていたモノだが、本体と違って此方は綺麗。
レンズはカビも傷もなく、少し埃が入り込んではいるが撮影には問題がないレベル。
ヘリコイド、絞りの動作ともに問題ない。
軽く分解清掃してやるかも。

「Nikon S」

1950年発売。
609番台。
ICS 世界の中古カメラフェア2009で購入した実はこれもジャンク品。
Nikon Sのジャンク品など滅多にお目にかかる物ではないが。
ジャンク品なので、信じられない位安い。
外観は、右の貼り革が少し裂けている以外は、全くの美品。
ファインダーは曇りもカビもなく二重像もはっきりとしている。
ヘリコイドの動作も少し固い位で実用には問題ない。
では、何がジャンクかというと、シャッターの先幕の動作が粘っていてシャッターがまともに動作しない。
これは先幕のシャッター幕のゴムが経年劣化で溶けていてシャッター幕にひっついているからだ。
後幕は問題なく綺麗だが。
それから、距離計の動作が緩慢だ。
ヘリコイドの動きを距離計に伝達するレバーの動きが慝い。
恐らく油ぎれを起こしているものと思われる。
後日修理する予定。

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Nicca 3-Sの修理

今日は曇り。

先日購入したNicca 3-Sの修理を実施。
修理内容は
・シャッター幕の張り替え
・ファインダーのクリーニング
・各部注油

先ずはボディのクリーニング。
ビフォー

アフター

たいして綺麗にならなかった。
メッキの酷い錆や、塗装のはガレはどうしようもない。

分解開始。
以前実施したNicca TYPE-4と構造はほぼ一緒である。
先ずは底板のシンクロソケットから出るリード線を外す。


底板をあけ、シンクロユニットを外すだけでOK。

次にレンズマウントを取り外す。

レンズマウントの下にスペーサーがあるので、位置と枚数をメモしておく。
マウントを固定している裏板があるので、これも取り出しておく。

続いて、スローシャッターダイアルを外し、その下にあるボディに固定されいるビスを外す。

その他、ボディに固定されているビス3本と、軍艦からボディに固定されているビズ7本を外す。
そして、プリペイドカードなどのプラスティクの薄い板でフィルム圧版を保護して、ボディを引き抜く。

軍艦からボディに固定されているビズの内1本だけは皿ネジなのでビスの場所をメモしておく。
また、ボディを引き抜く際は途中でシンクロターミナルが引っかかるので、少し左にずらして貸せ引き抜く様にする。

続いて、遮光板を外す。

遮光板は、レンズとのフォーカス連動レバーを外し、遮光板を固定している3つのビスを外すことで取り出せる。
これでシャッター幕が交換できるようになる。

続いて、軍幹部のカバーを外す。

ファインダの接眼部分、対物部分2つ、アクセサリシュー、シャッターダイアルを外す。
ファインダの接眼部分は軍幹部の側面にある固定ビスを外す。
対物部分は飾りリングを外し、その中にあるレンズそのものもジャンクコンパスで外す。
シヤッターダイアルは、ダイアル側面にある3つの芋ネジをゆるめて引き抜く。

ファインダはクリーニングするので、ファインダユニットそのものを外す。

ファインダユニットは、3つのビスで固定されているので、それらのビスを外すことで取り出せる。

シャッター幕の交換。
シャッター幕の状態は、後幕が完全に駄目になっているものの、その他の先幕やシャッターリボンは問題ない。
よって交換は、後幕のみの交換となる。

先ずは、先幕と後幕のテンションをフリーにしておく。
後幕をテンションドラムから外す。

今回は、シャッター幕がテンションドラムにボンドでガチガチに接着されていた。
そこで、大まかにマイナスドライバーで削るように幕を外した後、エタノールで拭き取った。

竿からもシャッター幕を外す。

外したシャッター幕は、縦の寸法を測ってメモしておく。
横の寸法は、特に計らなくても良いが、シャッター幕の切り出し時には元のシャッター幕より1cm以上は長く切り出しておく必要がある。

切り出したシャッター幕

今回は後幕だけなので1枚である。

シャッター幕の端に両面テープを貼り、竿に接着する。

前回のNicca TYPE-4と同じ要領で貼り付ける。

シャッター幕のもう一方に適当に切り出した厚紙をセロハンテープで取り付ける。

厚紙を曲げておいて、シャッター幕をドラムの間を通す。

通したシャッター幕は、シャッターを巻き上げた状態にし、ドラムに貼り付けやすい長さに切っておく。

通したシャッター幕の端に、両面テープを貼り付ける。

これをドラムに巻き付けるように貼り付ける。

これで、後幕の交換は完了。

この後、先幕、後幕のテンションをある程度上げ巻き上げ時にシャッター幕からの光線漏れがないかチェックする。

その後、シャッターの稼働するギアや、スローがバーナーに注油する。
注油はシリンジを使ってほんの少量しみこませるようにする。
1滴では多すぎるので、油を垂らすようなまねはしないこと。
注油が終わったら、シャッタースピードの調整をする。
シャッタースピードの調整は、まず再低速でシャッターがちゃんと動くようにする。
その次に、最高速でシャッターがちゃんと開くようにする。
テンションを徐々に上げていき、なるべくテンションが弱い状態で実現できるようにする。
余りテンションを上げすぎると、シャッターが毀れる恐れがあれる。
再低速と最高速が調整できれば良く、その他のスピードは一通り動かしてみて問題がなければOK。

巻き戻しノブが固く、グリスが劣化していたので、其処を分解して古いグリスを拭き取り、新しいグリスを少量塗っておく。

次にファインダのクリーニング。
ファインダは、クリーニングできる程度に分解する。

ファインダのクリーニングは、水性の界面活性タイプのクリーナを綿棒に少量付けてクリーニングする。
クリーニングが終わったら、ファインダを組み立てておく。

これでファインダのクリーニングは終了。

あとは元通りに組み立てて修理は完了。

ファインダは一度分解したので、距離計が狂っている。
最後に、距離計を調整する。

レンズを取り付け、左の飾りリングと、ファインダの中程にあるビスを外す。
縦位置は左側の飾りリングの下にある対物レンズを回すことで調整する。
横位置は、外したビスの下にあるネジを細いマイナスの精密度ドライバを差し入れて左右に回すことで調整する。
レンズを無限遠の位置にし、何処か遠くの建物などを目標として調整する。
無限遠の位置で調整すれば、全ての距離で調整できたこととなる。

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PATTON

今日は曇り。

今日も何時ものよーに神保町&秋葉原。
今日の秋葉原は罔し。
デジカメ忘れた。

今日買ったもの。
「いつか天魔の黒ウサギ 5」

「ARIEL 07」

「PATTON」

BDで出ていたので。
初めて見たのだが、確かにこれは名作だ。

「Nicca 3-S」

カメラのキタムラでジャンクとして購入。
1954年発売。
673番台。
ジャンクなので外観はボロボロ、シャッター幕は破れている。
しかし、シャッターの動作に問題はない。
ファインダーは、曇っている。
こんな状態なので、当然価格もジャンク価格。
後日修理するつもり。

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